2015年1月25日日曜日

芸術的?

 RT @kenichiromogi: 以上、連続ツイート1413回「芸術は抑圧された者に寄り添う」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。
芸術論から始まって最後アラブに飛んでいく飛躍っぷりが茂木さんらしくて好きです。

歴史は、勝者によって書かれるのかもしれない。しかし、勝者の歴史は、決してすぐれた芸術にはならない。それは、人を感動させない。人生は、うまくいかないことや、挫折することや、片隅に追いやられることがしばしばある。そのような体験に寄り添わなければ、すぐれた芸術にはならない。  https://twitter.com/kenichiromogi/status/559125083093213184

茂木先生のおっしゃる「芸術は抑圧された者に寄り添う」とは結局、弱者から強者へ、民衆から為政者への一つの対抗手段とも言えるわけで。直接的に言うと怒られるから間接的つまり詩や絵画など音楽などで表現してきた。そういう意味では言論や表現の自由を弱者である民衆が勝ち得た意味は大きい。だからこそフランスの事件で、人々は『表現の自由』にこだわった。


だがそれが進むといつからか弱ければ何を言ってもいいという空気ができる。強い者に寄り添う表現よりもこき下ろす方がかっこいいみたいな、、、リアルライフはしいたげられている(と感じている)からせめて表現の部分ではこき下ろしたい。それってサラリーマンが酒席でする会社や上司の悪口と根っこが一緒。


ちょっと話は変わりますが、、、

マスコミは嘘をついてるっていう人が見ているのはせいぜいワイドショーでマスコミは信じないけどどこの誰かわからない匿名の”自称事情通”のブログは全面的に信じる。かなしいかなそれも一つの判官贔屓。


メディアの悪口を言ってわけわからんブロガーの妄想をシェアする前にまずは公式の一次情報をチェックしましょう
*平成27年1月25日 内閣総理大臣声明 | 首相官邸ホームページ 


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内閣総理大臣声明
1.人命第一で、可能な限りの外交ルート、ありとあらゆる手段を尽くしています。その中で、湯川遥菜さんが殺害されたと見られる写真が、インターネット上に配信されました。
  御家族の御心痛は、察するに余りあり、言葉もありません。
  このようなテロ行為は言語道断の許しがたい暴挙であり、強い憤りを覚えます。断固として非難します。
2.改めて、後藤健二さんに危害を加えないよう、そして直ちに解放するよう、強く要求します。後藤さんの解放に向け、政府を挙げて全力で取り組みます。
3.日本政府としては、引き続き、テロに屈することなく、国際社会とともに、世界の平和と安定のために、積極的に貢献してまいります。

平成27年1月25日 内閣総理大臣声明 | 首相官邸ホームページ 
より全文)

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2015年1月11日日曜日

フランスのテロについて

仏のテロ絡みのツイートで、
『独立戦争の時に支援してくれた恩義、
みたいな感覚はアメリカの人達にはありますか?>フランス』

という日本人の大好きな昔の貸し借り話にかんする問い合わせに対するTrinityNYC(https://twitter.com/TrinityNYC)の返事が良かった。
あの時の米国の混迷ぶりはそれはそれはひどかった、、、
『そういう人もいるだろうし、911後に「テロとの戦い」と称してイラク戦争をおっぱじめた米国を大声で非難した国として覚えてる人も、きっと中にはいるでしょうね。
なにせ、テロで気が動転してる米国を非難しイラク戦争に反対したフランスに対して、もっと気が動転した共和党の一部が、議会の食堂のメニューにあったフレンチフライという名称がけしからんと言ってフリーダムフライと名前変えたという、超ドアホなエピソードは忘れようにも忘れられませんからな。』
:

この後で私と以下のようなやりとりが続きます。
: ワインを捨てたりもしてましたね。あの時の混迷ぶりを思い出しました、、、
:
私の周りのアメリカ人は皆、そういうことやってる人たちの幼稚さに呆れてましたよ。"

:
LAではあまり見かけなかったのでNYはそこまで!?と驚いたのを覚えてます。本当に一部の人だったんでしょうけど、、、

:
NYでじゃないですよ、赤い州の連中よw
:
WTCのあったニューヨーク市は、あたり一面、星条旗で埋め尽くされたのです。今、パリの凱旋門に私はシャルリー、というサインが出てるそうだけど、強いショックのあとは、人は国は違えどナショナリスティックになりますね。
:
ショックドクトリンとかって陰謀論もあるくらいですからね。あの時のFOX系TVの星条旗押しは”外国人”としては違和感ありまくりでした。
:
星条旗は、例えばNY証券取引所やJPM本社などでもそうで、私が住んでたアパートでもでした。United We Standというスティッカーが馬鹿売れしたり。これは事件後しばらく続きましたよ。

:
恐怖や怒りが強烈な連帯感を生んでしまうんでしょうね。今の仏の流れはちょっと怖いです。 : そうですね。連帯感という言葉がピッタリですね。
恐怖を持った時の人のとる行動はげにも恐ろしい。しかもそれは当事者にならないとわからない。
上記を笑うことは簡単だが、、、、

アノニマスとアルカイダ、、、

*アノニマスが報復宣言 イスラム過激派のサイトをアタック開始か  … via @HuffPostJapan
ハクティビスト(政治的ハッカー)集団の「アノニマス」は1月9日、フランスの風刺週刊紙「シャルリー・エブド」が襲撃された事件を受け、イスラム過激派へ報復すると宣言した。イスラム過激派のホームページを閲覧しにくくするなどの攻撃を行うという。

これは結構怖い、、、、

フランスの件は表現の自由は守られるべきだしテロとう言う手段はあらゆる条件下において許されないという立場です。
*表現の自由の度合いに関してはエロと芸術のように時代と場所で変わるものと思ってます。(それはまた改めて書きます)

で、上記の件ですが、そもそもどこの誰だかを名乗らないアノニマスが報復に対して報復するという行為には賛同しかねる。アノニマスの行動もまたテロ行為だからです。

そしてさらに怖いのはイスラム国もアルカイダもアノニマスも近代国家でもないし企業でもない。そういった集団がネットと現実社会をかき乱しているということだ。

小説や映画の題材としては面白いけど、現実的にはあまり良い状況とも言えないような、、、すさまじい時代です。

あんまり書くと俺も霞ヶ浦にされちゃうかもしれないのでやめとこう、、、、
凄腕ハッカー集団“霞が関”と“霞ヶ浦”間違えて攻撃 ― スポニチ
Sponichi Annex 社会

ちなみにアノニマスは4chanという2ちゃんを模したサイトから生まれました。
本家の2ちゃんが今となっては牧歌的と言える状態に比べると、、、