2012年11月27日火曜日

イースター島のモアイは歩いて移動!


「こ、こいつ動くぞ!?」

スゴイっす。人間の知恵とはかくも素晴らしいのか。
当時も、そして解明してしまう今も...
「モアイは歩いて移動した」を証明 via @wired_jp

モアイはこれまで丸太上を転がす形で運搬してきたと考えられてきた。これは、かつて豊かにヤシの木が茂っていたイースター島の樹木が、ヨーロッパ人が訪れ た1700年代にはほとんどなくなっていたことと結びつけられて、環境保護の重要さを教える話としてもしばしば引用されている。

モアイはラパ・ヌイ(イースター島の現地語名)の人々が崇拝する祖先神を表現している。しかし、木々が減少して島の生態系が悪化した結果、島では内戦が勃発し、伝えられるところではカニバリズムも広まった。オランダの探検家
ヤーコプ・ロッヘフェーンがこの島を訪れた1722年には、島の人口は最盛期だった数世紀前の約15,000人から、1,000~2,000人にまで減少していた。

樹木がなくなったことが、モアイの建設のせいだったかどうか、そのつながりはまだわかっていない。
@wired_jp本文より

この学説は私の大好きな分解人類学の銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎でも出て来ます。

最後の一本になるまで権威を誇示するために木を伐採しつづけた。この話しはなんとも人間文明の悲しい性を説明しており、私もたまにこの話しをします。食べるためではなく自慢や尊厳のために人間はより重要な燃料となる木をすべて伐採してしまう。つまり現代でも飽食、贅沢品のために必要以上に石油を取りつづけている事と同じであり、これはもともと人間の持つ哀しい性なのか...

でも今回の実験と最新の学説だと木がなくなったのは必ずしもそのような行動の結果ではないかもしれないとの事です。樹木の減少は寒冷化のためとする氷河期説もあります。

それにしてもこんな方法を解明してしまうってすごいな〜



なぜ人類は五つの大陸で異なる発展をとげたのか。分子生物学から言語学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。ピュリッツァー賞受賞 作。




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