2012年9月6日木曜日

そんなに息苦しいですか?

仕事のない若者、世界で増加
先進諸国における若年層の非就業者数は現在、2007年の12.5%から17.5%にまで跳ね上がっている。ILOの予測では、2017年には15.6%にまで減少するという。

日本同様に低成長時代に入ったのとグルーバル化で賃金と仕事が世界中で平準化しているのとさらに人類の寿命が伸びたことで働ける機会が長くなったことなどなどから未経験者のワカモノには仕事がまわらない。これは完全に世界トレンドですね。


ただ昔よりも生活にかかるコストが安くなったことも事実。だからこそ収入が減っても好きなことだけをやるノマドみたいな。労働形態がもてはやされたりもするのだろう。世界中が日本病になって行くんでしょうね。でも日本って実際そんなに景気悪いんですかね。


確かにGDPベースで見れば減っていますが、中古品の売買はGDPに含まれないので技術の進歩も手伝って生産力過剰な日本ではモノがだぶつき中古市場はかなり大きいのでは。つまりブックオフやガリバーはマージンは別ですが数字には出てこない。こういう数字や統計に出てこないものも結構大きいですよね。もちろん以前からあったでしょうが。

名目GDPの推移(1980~2012年) - 世界経済のネタ帳


失業率も世界的に見れば5%台と相当に低い。何となく先行きがみえない不透明感がただよっているだけで、今すぐ困っている人実際どれだけいるんだろう。


データー参照(図録失業率の推移)

貧困率を云々する人もいるけど、これは所得格差の問題だから底辺にいる人=生活苦ではなかったりもする。とりあえず家賃が払えてメシが食えるという生活。そしてその内容は世界平均からすれば十二分。


データー参照(図録相対的貧困率の国際比較

あとは労働時間だったり食事や住居内容を改善。いわゆるワークライフバランスの問題です。効果はともかく政府も取り組んでいます 。
仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現にむけて

残業時間が先進国最長に長い労働時間で後発国の猛追をかわして(きれてませんが)失業率を押さえているのかも。例えば欧州は休みを沢山とって残業しないから国際競争に破れている面もあるのかもしれない。

耳学問の経済学なんで間違っている所やおかしな場合は生暖かく見守って下さい。

なにがいいたいかというと色々問題はあるけれど日本はそんなに悪くないし、 個々人でも具体的になにが困っていると人って実際にそんなにいるのかと?もちろんワープアやニートはあまり私の周りにいないのでわからないですが、、、

でもそうではない、仕事もあってそれなりの生活をしている人でもなんかこう閉塞感に包まれている。なんとなくビジョンを見失ってるんですかね。
また、一方では草食系と言われるように、じゃいいよ、ガツガツ働かないでのんびりやるよって言う価値観がドンドン出て来ている訳です。うがって言えば開き直り組でしょうか。

良くある会話で、
「日本やばいよね」
「どこが?」
「少子化とか年金とか国防とかなんかいろいろ」
「でなんか困ってんの?仕事ないとかメシ食えないとか家賃払えないとか?」
「いや特に困ってない。でもこれからヤバいんじゃないかな。なんとなく。」
「だからなにが?」
以下ループ

価値観が多様化したので具体的なゴールを思い描きにくいのかもしれない。あとは単純に平均寿命が延びたので先の心配が増えたとか。

なんとなくヤバいと感じる何かを突き止めたい。そんなに悪くもないのに勝手に息苦しさを感じてる日本を活気づけるようなことをしてみたい。
なんてことを最近ボーッと考えています。



以前のブログ

健康で長生きできる国、それが日本!




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