2011年12月31日土曜日

今年を振り返って

本当に沢山の方に支えられて今年もなんとか無事に終える事が出来ようとしています。皆様ありがとうございました。

17年ぶりに帰国して二年目となった2011年はなんとも不思議な年でした。
ゆっくり目で始まり、忙しくなる予定だった3月には震災となり、仕事関係は激減。少しでもお役に立てれればと炊き出しやボランティアに明け暮れて多くの貴重な出会いと体験をさせてもらいました

”何でもやります と言う奴は何も出来ない奴だから信用するべからず”
という自分の持論に真っ向から逆らうように、テレビの企画、MC出演、商品企画、コンサル業などなど本業である広告制作以外にも多岐にわたる活動をさせて頂きました。

勝ち負けで語るのは余り好きではないのですがこの言葉は好きです
継続は力なりてことですね。

仕事もボランティアもガンガンやっていきますので来年もよろしくお願い致します。



来年どーよ(わりとまじめにおかたい話し)

 マヤ歴云々はさておき来年は本格的にヤバいのか?
2012年の世界は今年以上に「大荒れ」か、欧州と中東に火種 


リーマンショックの直後からヨーロッパのソブリン危機は言われてたことを考えれば延命策によるソフトランディングしつつある部分もあるんじゃないかと希望的観測をしてみる。ただ実際には先進諸国が日本病と同じような成長の鈍化時期に入ってる事も大きいとは思う。毎年来年からは大変だみたいな事を言っているような気もするし。

その結果が中国のみならずブラジルの成長につながってるんだよね。

 人口3倍だし、一人当たりにすれば余り意味はないんだが、伸びてる事は事実だな。
ブラジルが英国を抜き世界6位の経済規模に、

先進国は今までに培ったインフラがあるからちょっとやそっとでは個人あたりに換算した時にはまだまだ抜かれないと思う。とくに日本のインフラや教育レベルの貯金は膨大だと思う。

年末だから余計に感じるが、国中を走る新幹線と高速道路は充分に優秀だと思う。ふだんから生活の拠点を県外に起きつつ東京で働く人が如何に多い事か。それを可能にしているのが世界一優秀な交通システム。一番儲かってるのは間違いなくJRだな。道路は確かに狭く良く混むし、まだまだ改善してほしいとは思うが、それなりには機能していると思う。逆説的だが、すごいのはまだ無料にするという手が残っているという事である。つまり現在では高コスト体質を維持できているということは国全体にまだ余力があるという事である。さすがにそろそろ体質改善が必要な時期だとは思いますが、、、。

という訳で日本はまだまだ大丈夫でしょう。(多分)

結局危ない危ないって言うのはいわゆる”杞憂”だと僕は思ってます。

”杞憂:杞の国の人が、天が落ちてこないか憂いたという故事より、
取り越し苦労の意味。”  抜粋はてなダイアリー


 ま、こういう事を言った方が儲かる方々も多いのであおっている人が確実にいるとは思います...



2011年12月30日金曜日

銀行で日本社会の不条理について考えた

 本日、銀行にて海外送金の手続きをしてきました。
 ところがゴム印を忘れたのですべて手書き!上書き直しがダメらしく、何度も書き直すハメになってしまいました、、、。



 私が書いている所を行員がジーッと見てるので居残り勉強させられているノビタの気分。よけい緊張するんですよね。


 しかも最後の最後で株)ではなくて、株式会社と書いてくれと言われる。(株)と書くことによって生じる不利益および問題点を140字以内で説明してみろと若造の行員を小一時間ほど問いつめたくなっちゃいました。


 そこからがまたすごい。私は先方の銀行のインフォメーションをIpadに入れて、それを見ながら記入していたのですが、なんとそのハードコピーが必要だという。


 すでに彼は私のIpadからすべてをメモりさらに私の記入した物と照らし合わせ(指差し+読み上げ)もしたのだ。


 なぜかと聞くとスペルミスがないか確認するためだという。


 おまえはどれだけ確認すれば気がするのだ?


 大体そのデーター自体をオレが作っているんだぞ!


 何か裏付けとなる物を添付することになっているらしい。


 君の素敵なメモがあるじゃないというと。


 お客様からのが必要だと言う。


 しかたなく、それならメールしましょうかというとファックスしかないと言う。もうなんだか...。ちょっと悲しくなってきた...。


 この一連の流れに多くの日本人は疑問をもたないのだろうか?行員の彼自身は純粋に忠実に仕事を全うしているだけで悪気はまったくないでしょう。会社での評価も堅実仕事ぶりが評価されているかもしれない。でも彼の行為が全て肯定されているということにこそ、日本の問題があるような気もするんですよね。


 結局たかだか二つの海外送金をするにに、約一時間ほどかかってしまった。こういう作業を簡素化して、余った人間が他の新しい事を考えるようにしていくのが人類の進歩だと思うんだけど。必要のない作業をやらせる事で失業率を下げていこうというのであれば共産主義だ。実際日本は新卒採用時決定型カースト制度みたいなもんだからな。今の先進国を見渡せばよくわかると思うが共産主義か資本主義かという壮大な実験の結果は資本主義の圧勝なんだ。たまたま経済が停滞したからって合理化を停めちゃダメだ。


 なんてえらそうに講釈をたれた所で、そもそもゴム印を忘れたお前がいけないってことになるのが日本の社会なんだろうな。日本の大人社会に適合する自信がなくなってきたよ。




 しかも最後に手数料と収入印紙代まで取られました。ちなみに収入印紙はれっきとした税金です。


”収入印紙(しゅうにゅういんし)とは、国庫収入となる租税・手数料その他の収納金の徴収のために、財務省が発行する証票である。日本においては略して印紙と呼ばれる場合が多い。” wiki

2011年12月28日水曜日

新聞の将来

 LA Weeklyというロサンゼルスの地元フリーペーパのブログで、米国の新聞は5年以内にほとんど消えると、南カリフォルニア大学(USC)の予測記事が載っていました。残れる可能性のある新聞は、NYT、WSJ、Wasington Post、USA Todayだそうです。


Newspapers Dead Within Five Years, USC Predicts

On the other hand, the idea of getting yesterday's news via a printout in the morning has felt antiquated to us for 10 years now.



少し前になりますが、JTの記事で、
*米国「新聞の危機」上本業に集中、ジャーナリズム復権に賭けるNYT : "紙、インターネット、携帯電話、携帯端末などの複数の媒体(メディア)を活用してオリジナル情報を発信すること" http://t.co/BcPGO7fz


 上記の記事にもあるように紙媒体とネットという対立構造そのものがもはやおかしい訳で、コンテンツを作れる人があらゆるプラットフォームで配信していく時代がくると思うのです。受け手側は従来通りの紙, iphone, ipadなどの電子書籍リーダーを時と場合と嗜好によって使い分けていくという流れはもはや加速こそすれ止まることはないでしょう。

 特にアメリカではネットか紙かなんて議論はとっくに終わっていて、両方をやらないと生き残っていけないという状態が生まれつつあります。さらには似たような情報を載せていればより質の高い物に集中するだけでインフラ特権(新聞配達等)をもっていたりスケールメリット(印刷コスト等)を享受していたような所は淘汰されてきています。逆にローカル食が強い結果独自性を保てる地方新聞は充分に生き残っていける可能性があると言えるのではないでしょうか?つまりはコンテンツの差別化であり独自化、如何に他とは違ったサービスを供給できるかという事がより厳しくメディアに求められているのです。USCの予想も大旨こんな感じです。

電子書籍と自炊に関する議論も根っこは同じだと思うんですよね。結局はコンテンツそのものが問題であとは全てメディア(媒体)でしかないのに。


電子書籍と自炊に関してはこちらもよろしくっす。


4月に汚染度が比較的低いと言った官邸の発表を受けて、NHK、朝日、時事通信などが一斉に比較的の大合唱となりました。そんな中でNYTだけが専門家の意見を交えて何と比較してどう低いのかという事を検証しています。ネットが発達した現在。官邸発表も国会中継もすべて即時見る事が出来ます。それらを咀嚼して伝えるのがメディアの真の役目だと思うのです。そのまま伝えるだけなら小学校の壁新聞以下ですよ、マジで、、、
ネットで一次ソースにあたれない人のために新聞を紙で刷っているんだとしたら広義の電報屋ですね大新聞は。コンテンツですよコンテンツ!紙だ電子だなんてメディアに撮っては些末な問題です。印刷屋にとっては大問題かもしれませんが...


その時に私自身がメモ的に書いていた部分を引用しておきます。


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『欧米のメディアについて語りたい人はとりあえずこれを読んどけ!(長文だけどね)つーか日本のメディアも”比較的”とか言ってないで、このくらいの取材力を発揮して下さいよ...[放射能に汚染された水を海に……英語メディアは淡々と懸念 http://ow.ly/4zLbL 』
*この人の記事は本当に丁寧で、読み応えがあります。
NYTやWSJがいかに丹念に取材しているのかわかります。
比較的の部分は数日前の以下の呟きに引っ掛けています。
『@TrinityNYC このお方のツイート最高です。

大本営発表 http://ow.ly/4v4Af /比較的低い① http://ow.ly/4v4xc /比較的低い② http://ow.ly/4v4yL /比較的低い③ http://ow.ly/4v4IH  ・・・疑うことを知らんのか、こやつらは。疲れてきた。

高濃度のものと比較して「比較的濃度の低い」汚水が流されてますた。まる。』程度で終わる報道ではなんだか物足りないな~と感じているひとには、このNYTの記事をどうぞ。 http://ow.ly/4v616
...
記事によれば、このNRCのアセスメントは米側が勝手にデータ集めてるんじゃなくて、日本側の持つデータを元にしてるそうなので、日本側にも様々な意見を持つ専門家(高濃度より濃度は低いしかいえない専門家はのぞく)は多々おられるでしょうから、その方たちの見解も聞いてみたいものです。』

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自炊代行業者裁判


 自炊とは本を裁断してスキャンする事です。この度自炊代行業者を相手取って作家の方々が裁判を起こしました。
東野圭吾さんら作家7名がスキャン代行業者2社を提訴


これに端を発してネット上では議論が活発化しております。
「ブラよろ」対「もしドラ」の自炊代行論争ヒートUP


ブラックジャックによろしくの佐藤さんのブログ。
佐藤秀峰の日記『自炊代行について。』
”「作家は自分たちの権利のことばかりを考えて、読者(お客さん)のことを考えていないように思います」”
これはこれで若干極端です。



”もしドラ”作家の岩崎夏美さんのブログです。
ハックルベリーに会いにいく
”作家が自由に何でも書いていいわけでないのはもちろんですが、読者だってそれを自由に楽しんではいけないのです。”
下の大西さんのブログを読むまでもなく突っ込みどころが満載です。


大西宏氏のBloggerでの記事は秀逸です。
もしも「もしドラ」の作家がもうすこしドラッカーを読んでいたら
”マーケティングの大家、レビットの有名な一節、「4インチのドリルが売れたのは、顧客がドリルを求めていたからではなく、4インチの穴を求めていたからだ」にも通じるところです。まさか紙の束を作家は売っているつもりなのでしょうか。”(本文より抜粋)


 私はこの言葉につきると思います。読み方や売り方は受け手が選ぶべき事だと思うのです。本で売りつづけたい人は売り続ければいいと思うし、電子書籍がよいなら電子化すればいい、それを権利を主張して阻害するのはどうかと思う。なぜ自炊代行なんて商売が出てきたかを考えれば答えははっきりしていると思うんですけどね。


 結局はコンテンツそのものが問題であとは全てメディア(媒体)でしかないのに。書籍やマンガを読みたい人は絶対になくならない。創作者や編集(纂)する企業が存続し続けられようにお金が回る仕組みは考えなければいけないとは思いますが、媒体形式で揉めているのはどうみても既得権益の取り合いにしか見えない。


 一昔前にレコードからCDそしてレンタル屋、NapStar、Ituneなど、多くの論争を通り抜け今や壊滅状態となりつつある音楽業界ですらAKBのように(例外的かもしれませんが)爆発的なヒットをたたき出せているのです。つまるところは売り方の戦略を含めたコンテンツそのもののクオリティーが全てだと思います。

2011年12月26日月曜日

サイエンス誌の科学10大成果2011

こういうのを見ると日本が科学で世界に貢献してる部分が沢山ある事を知って単純に嬉しくなりますね。それにしても興味深い話しばかりだな。

*サイエンス誌の科学10大成果

1位はHIV治療薬の効果 :

”抗レトロウイルス薬療法(ART)でパートナーへのHIV感染リスクを96%減らせることを示した臨床試験 ”(本文)

 96%減ってほとんどゼロですもんね。

日本からはこの二つ。

-- 小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから持ち帰った微粒子の分析で、太陽風が小惑星を変色させることが分かった。

--日本の研究チームが、植物が光合成で水を水素と酸素に分解する際に使用するたんぱく質(光化学系II複合体)の詳細な構造を解明した。この構造を用いれば、クリーンエネルギー分野が飛躍的に進歩する可能性がある。

「はやぶさ」はやっぱり嬉しいニュースですよね。もう一つも原発問題で揺れる今、日本が先端を走っている事を感じさせるいいニュースです。

 

さて、個人的に気になったのがこれです。

-- 2010年に発表されたヨーロッパ人とアジア人がDNAの2~6%をネアンデルタール人から受け継いでいるとの研究成果に引き続き、ネアンデルタール人と の性交渉が現生人類の免疫機能を高めたことが新分析で分かった。また、道具を器用に作っていた「セディバ猿人(アウストラロピテクス・セディバ、 Australopithecus sediba)」は人類の直系の祖先なのかという新たな疑問が提示された。
人類の免疫系を強くしたのは、ネアンデルタール人らとの性交渉

  最近初期人類に関する研究は日進月歩で進んでおり、次々と定説が覆されて、とても面白いものになってきます。上記のニュースが出た時にこんブログまで書いたことがあります。人類の進化

”DNAパターンが複雑化し、個体ごとの多様性が高くなり結果として種として強い。

暑がり、寒がりとか、筋肉質とか、小さいとか、大きいとか、風を引きやすいとか、アレルギー持ちだったりとか、いろんな人がいるから人間は他種を圧倒していると考え
強引ですかね...”
 
 
科学立国日本を目指して欲しいものです。


おめでとうコメントにおけるFBの効用


今まで自分のも他人のも誕生日とかどうでもいいと思ってました。
(その辺のトラウマの原因は先日のブログを参照)
実際今まで家族、恋人、友人の誕生日等もかなり義務的にやってきました。そういう意味では子供の誕生日だけは例外的にわりと楽しんでいましたが。

ところがこの度、FB上でとんでもない数の祝BDコメントをいただき素直に嬉しく思っています。というかめちゃくちゃ嬉しかったです。誰かが一瞬でも自分のことを思ってくれている事を知れるのは素敵な事だと再認識しました。

これはFBで右側表示される機能の賜物だと思います。クリック一つで気軽に送れるので私も気づけばコメントを送っています。気持ちがこもってるこもってないを言い出すときりがないですが、少なくとも機械刷りの会社年賀状よりはよっぽど嬉しいと思う。







 ”知らない誰かとつながる”ことではなく”知っている誰かとより深くつながる”。
結局、Facebookを始めとした多くのソーシャルネットワークサービス(SNS)とは昔のサロン、寄り合い、井戸端などの新形態にすぎないんですよね。それらが楽しいのはそんなつながりを簡単に実現してくれるからなんでしょうね。

 そういえば今年の漢字は”絆”。Networkと訳せなくもない。



コメントをくださった方本当にありがとうございました!

2011年12月25日日曜日

作文:クリスマスに生まれて


「TO BE BORN ON CHRISTMAS」

私の誕生日はクリスマス、つまり12/25です。そうです、キリスト教+アジアの多くの国々で祝われている、おそらく世界でもっとも有名な日の一つです。

我が家の最初の父はイベント好きで写真をみるとツリーを飾ったクリスマスパーティーもそれなりにやっていたようです。でも実は記憶があまりない。

2番目(8歳)の父からは
「日本人なんだから西洋(キリスト教)の風習である誕生日やクリスマスは祝いません」
宣言が出される。そのため家では全く祝ってはもらえなかった。そのかわりお正月は盛大にやっていた。

25日はすでに終業式も済んでおり、学校も終わっているのでただの休みだった。だから特に嬉しい日でもなく年末である。父親がそうだからサンタがどうのなんていう幻想もまったくない。

でもなぜか6年生の時に

という本が先生に紹介され、どうしても欲しくなって買った記憶がある。

なんでだろう?

子供心に憧れてたのか、今となっては不明。


中学にあがると彼女が出来て若干祝ってもらったりもするようになった。高校生ともなれば当然その日はデートにも行くようになり、当日は彼女と過ごすようになる。だが、時はバブル全盛期。クリスマスとは高級ホテルでセックスをするというのがスタンダードな時代。いかに素敵なクリスマスを演出できるかが男の器量みたいな空気が支配していた。大学の時なんてそのためにバイトしまくったり。

っていうか「私」誕生日なんですけど...。


でも誕生日がクリスマスってな話になると、「プレゼントが一個で悲しかった」的なジョークは今でも必ず言っています。ID(免許書)を見せるたびにかなりの頻度で突っ込まれます。アメリカ時代は鉄板で笑ってもらえてました。

他には
「オレだけを祝う日じゃない」とか、
「イブじゃなくて25日を祝え」とか、
「覚えててもらえるけどみんな忙しい」とか、
「誕生会をやっても誰も来れない」とか、
等々....

誕生日をネタに出来るって言う所がクリスマス生まれの最大のメリットです。

ちなみに二番目の父親からのトラウマのせいか元旦生まれには敗北感を感じます。

そんな私の母親は7/7生まれです。
メリークリスマス!

2010年の暮れにに書いたものがこちらです。
(2012年に加筆修正しました)
Happy Holidays!


2011年12月24日土曜日

メリクリ!

クリスマスですね〜
日本ではクリスマスは恋人の日になってるじゃんと思ったのですが、
最近はそうでもなく、家族やグループと過ごす人も増えているようですね。

 「クリスマス・イヴ」は「クリスマス前夜/前日」ではなくて

”「イヴ(eve)」は「evening
(夜、晩)」と同義の古語「even」の語末音が消失したもの”

 

だから本来の意味は「クリスマスの夜」です。



24日にやるのはユダヤ暦が日没を持って日付の変わりとしているからです。 



娘からサンタへの手紙です。
すごいディティールまで描き込まれています。こんなの見つけられませんが。カスタムするっていうのもさすがに、、、去年も同じような感じで似たようなのを見つけて渡したのですが、微妙にがっかりしてました。ちなみに未だにサンタを信じているようです。


そのせいか、いつまにか保健室セットがたされていました。問いただすとサンタは魔法が使えるから大丈夫との事でした。息子は後述の通り高額なのでバランスも悪かったので、購入決定。21日にオーダーして22日着。サンクス!アマゾンって感じです。
こちらは息子です。シンプルすぎる...性格がでてますね。
ちなみに息子はもう信じてないようです。



 先日、祖母が10日ほどフライングして渡したプレゼントで遊んでいたので、
イブまでは我慢しろという事で今日から解禁になっています。 今日は早速、朝から大喜びで遊んでおります。

これは去年書いたものです。日本に帰ってきたばかりで色々驚いたので
書きました。

Happy Holidays!





2011年12月18日日曜日

過酷なマゾレースが大好き

”ここ数日の朝ランでは二キロを超えると膝が痛くなっていたのでロングウオークにしてました。今日は時間がないのでこんな坂あんな坂をぐるぐると3キロ強。


これはこれでキツイゾ!”
ってな事をつぶやいているのに
”4500mのダウンヒル!ヤバ過ぎる。
実は30年ほど前にバックパッカー時代にベースキャンプを目前(200mほど手前)に高山病で引き返した経験があります。時間と体力ははなくなったけど知恵と金なら若干増えた今、ツアーで行くのも良いかもしれない。(体重と体脂肪と尿酸値と血糖値も増えたけど)”
なんて事を書いたら、意外と反響があり驚きました。
で、ちょっと前から気になっているもう一つのレースの事も


”みなさん、ヒマラヤ自転車1000キロで盛り上がっているようですが、
私の真の野望はこっちなんですよ。
4大極地マラソン 一週間で250キロ!

エジプト:サハラ・レース
チリ:アタカマ・クロッシング
中国:ゴビ・マーチ
南極:ラストリゾート
これらは全て7日間で250キロです。”

 Atacama, Gobi, Saharaの三つのうち2つを完走すれば
The Last Resort 南極レースへの出場権ゲットです!
人類史上南極の土を踏んだのは葛城調査隊を含めても多分1万人もいないはず。
犬だって行ってるんだ。死ぬまでには絶対行きたい。
 

 体力履歴:
*中学高校と陸上部(長距離)

*23歳~24歳 バックパッカーで世界放浪
その時エベレストのベースキャンプ(5500m)登山を敢行。
行きは飛行機を使わずにカトマンズから踏破(8日間)
ベースキャンプ200mほど手前で高山病による頭痛で断念。(ちなみにその時点の登山歴は高尾山)
 

*35歳 マウイマラソン完歩(7時間強)

*40歳 レドンドビーチ5K (29分58秒)

 250キロ7日間なら一日40キロ以下。
歩いてもいい訳だから、脳内シミュレーションでは
成功率かなり高めなんですがどうだろう...


 椎名誠ではないけれどやっぱり極地ってドキドキする。ヒマラヤは絶対もう一度行きたいし、南極も行ってみたい。また
昔からトライアスロンにも興味があったし、レース自体も過酷なものに挑戦してみたくなってくる。といってもマラソンを一回完走しただけですが...。
 バックパックしてたとか陸上部だったとかはアメリカでの超デブ時代を知る人には全くもって信用されないが、、、。  妻にも痛風持ちの上に2キロ走ってひざが痛いとかうだうだ言ってるのにバカじゃないと一蹴されました。

男の夢ってやつをわかってない...





やれるかどうかじゃない、やりたいかどうかですよ(きりっ!)

 

2011年12月17日土曜日

かきP (雄勝の牡蠣漁支援プロジェクト)0はじまり

 かきPとはスイーツ311の代表立花さんが主催するOhGutsが行う宮城県雄勝での牡蠣漁支援プロジェクトを支援するプロジェクトです。ちょっとややこしいですが、要は雄勝の漁師達を応援しましょうってことです。


 上記の立花さんとは9/11に三陸牡蠣復興合同応援祭五箇所同時炊き出し
というプロジェクトを手伝わせていただいとことがきっかけで、9/29にユーストリームで色々と支援については語り合いました。
はぐみTV:三つの支援団体の代表をされている立花貴さんとの対談1 
 その時に氏がまだまだ作業は沢山あるのに人手が足りない事や、90回以上ご自分で東京から人を連れて行かれている事等を知り、早速お手伝いをさせていただく事を約束しました。


 はぐみの公式板で声をかけると強力ボラ部隊通称暗渠団の2人が参加してきてくれました。その時の様子はこちらに。
第一回目かきP
-牡蛎稚貝ロープくぐり&帆立の貝通しプロジェクト-1

第二回目かきP 

-牡蛎稚貝ロープくぐり&帆立の貝通しプロジェクト-2


 で、色々と話しを聞くと作業はまだまだ沢山あるという訳で、少しでも継続していけるようにはぐみで交通費を支援することにしました。フランスのHope&Love for Japan からの寄付金1341,60ユーロ(約14万円)をそのまま充当させていただきました。主な経費は基本的にはレンタカー代とガソリン代です。12月の頭までの活動(4〜5回のツアー)が組めるように、担当T.H.氏にやりくりをしてもらいました。これにより1人頭の負担が2000円から2500円くらいとなり参加への敷居を下げる事が出来ました。
 

Hope&Loveさんと夏にやった炊き出しはこちら!
炊きボラin陸前高田米崎小学校730/731



かきP (雄勝の牡蠣漁支援プロジェクト)1

バイアグラコンドーム

先週の一番イイネがついたネタがこれです。 
”世の中にはいろんな事を考える人がいるもんだ。
いわゆる珍商品な部類だね。だじゃれじゃないよ。”


  ”コンドームの先っぽに含まれたZanifilというジェルによって、装着すると勃起状態が持続する新しいバイアグラコンドームがDurexから登場します。処方箋不要のこのコンドームによって男性器の血流が増進、より硬く、大きく、長持ちになり、コンドームのせいで萎えるなんてもう言わせません...、と。”(GIZMODOより抜粋)


コメントも沢山頂きました。

*あはは いいね!押しずらいけど、喜ぶ人、多そうですね~♪


*ここは勇気をもって、いいね!いかせていただきます!
女だてらにコメントしようかどうしようかずんごい迷ったんだけど、この商品は絶対に売れると思う。アイルランドでもラジオでよくその、お困りの殿方のために・・・っていう宣伝をしているので。
*超アメリカっぽーーーーい!!
*これに接触する女性に何か影響はないのかなぁ。私もビンビンになるか試してみたい。
 とその一方でこんなコメントも
*シェアさせてもらったんだけど皆反応に困ってコメント無し!(笑) 
わたしのフレンド達と違いは一体なんなんでしょうね。
 バイアグラは一種の強心剤でもあるので心臓が弱い人の使用は危険だし、EDAではない人への副作用もあるのにFDAの認可がよく通ったなってかんじですね。多分本当に微量しか使用されていないのではと思われます。
いずれにしてもとてつもなく売れそうですね〜〜。

2011年12月16日金曜日

「カキP」#2 -宮城県石巻市雄勝町 牡蛎稚貝ロープくぐり&帆立の貝通しプロジェクト- by OHガッツ!

カキP 主要メンバー 星さんのまとめです。(FACEBOOK より転載)

再訪となった雄勝町。
(前回 http://on.fb.me/v4wVs2)
この日は未明から雨。雲に覆われた重々しい灰色の空が広がり、山々は霧に包まれ、時折大粒の水滴が激しい音たてて降り注ぐ不安定な天候でした

初日は生憎の天候。しかし気温は高く軽く蒸す感じ


朝9時に「OH!ガッツ」事務所前に到着。
この日は前回「おもり」作りでお邪魔したお宅にて作業。使用済みとなった「帆立の耳吊」用のピンをロープから抜くもの。

オレンジのピンを抜く


抜かれた後。これから新しいピンを刺す作業が待っている

 
ピン抜きの作業。下に散らばっているのが抜かれたピン

1本のロープに何本残っているのか詳細には数えませんでしたが、オレンジのピン1本に2個の帆立を吊るとなれば、約80本のピンが1本のロープに刺さってることになります。それを1本1本ニッパーで抜いていくという作業。

単 純な作業ですが1ロープ終わるのにも結構な時間がかかります。この日は2名でお邪魔しましたが、平日は奥さんが一人でこなしてます。作業場一杯に置かれた 未開封のロープの数を見れば、今後準備にかかるの作業量は一目瞭然。これらの下準備が終わらないと帆立に着手出来ません。

朝から始めて16時頃まで、5時間弱作業しましたが、3人で黙々とやっても約160本まで。まだ相当数を残して終了せざるを得ず、後ろ髪引かれる思いで撤収となりました。

「毎年する作業ならわざわざ手伝わなくても良いのでは?」この作業だけに言えばその通りです。
しかし、津波により殆どのロープが流された今シーズン、新たにロープを仕入れ、それをカットしてから新しいピンを刺さなければなりません。作業内容と作業量が倍以上に増えているのです。



未開封のロープ


カットされ束ねられたロープの山


カット前のロープ


作業場内はロープだらけ


これら未開封のロープをカットしていく「ロープ切り」も単純作業なだけに、ルールが分かれば誰にでも手伝うことが可能です。初回の「おもり」作り同様、人手が多ければ多いほど早く終わります。

ロープ切り後「帆立の耳吊り」までの簡単な流れは
【ピンを刺す(機械)】【帆立に穴をあける(機械)】【帆立を耳吊る(手作業)】だそうです。
「ピン刺し、穴あけ」用の機械にセットするのは手作業になるので、全てがオートマチックで進むのではありません。肝心の「耳吊り」までにはまだまだ工程が残っており、堤防前に用意されたテントの骨組みは、それら下準備が終わるのを待ちわびてます。

この日の作業終了報告をし、翌日の予定確認をすると、今回の主題「下記の稚貝ロープくぐり」を行う旨を受けました。
そ して翌朝。炊き出しやボランティアで支援活動を行う「東日本支援ネットワーク はぐみ」  http://www.facebook.com/#!/HugMeNoHito から、度々行動を共にする仲間6名が日帰りで雄勝入り。9時前にOH! ガッツ事務所前で全員集合し、計8名で雄勝水浜へ


県道から見下ろした水浜

 
水面下の岸壁上に漁船が停泊


この日は若潮。満潮前でこの状態


一部埋め立て作業が済んでいるが・・・


薄く線のように見えるのは沈下した堤防


小さな湾は約1.5m程地盤沈下しており、かろうじて土と砂利が盛られた作業をする船着場の岸壁は、満潮前にも関わらず浸水してました。震災前釣りをしていた堤防は完全に水面下に沈み、大潮ともなれば完全に視界から消えてしまうそうです。

いよいよ稚貝のロープくぐり
これだけの量をくぐるのが本日の使命


漁船一杯に積まれた帆立の貝殻


見るからに「大量」の貝。今回8名参加中半分の4名が女性。この日は東北の10月末だというのに気温20℃の快晴。半袖でも十分過ごせて、軽く動けば汗ばむような青空の下での作業となりました。

 
快晴

作業台となる卓球台。
4分割された台の一部の裏から太い釘が打ち抜かれています。

卓球台に釘を刺し、4人で作業できるようになっている


この上に稚貝が付いた帆立の貝を広げます。ねじられたロープに釘を差し込んで広げ、その隙間に貝を「くぐらせる」


稚貝が付いた帆立の貝殻


釘にロープを差し込み

 
ロープのねじり口を広げる


広げたねじり口に貝殻を「くぐらせる」


ねじ込んだ後、ねじりを戻してキツく絞めないと海上で船から投げ込む際抜け落ちてしまいます。

結び目を返し、貝殻をキツく挟む


大小入り混じった10数個の貝を1本のロープに括る作業が繰り返されます。

一枚の貝殻に1個から多いもので10個前後のカキの稚貝が付着している


1本のロープにこれだけ括られる


編 み込まれたロープはとてもしっかりしており、ねじり口を開く作業は指の根元に負荷がかかり、くぐらせるにも海への投入時に抜け落ちないようバランス良く 引っ掛けなければなりません。無理矢理ねじり口を開くので、ロープの他の部位に掛かったテンションを戻しながらねじりを返す。この作業を1本のロープで何 回も繰り返します。

実はこの作業かなりの力仕事。女子にとってはそれなりに重労働だったと思います。これだけの量を黙々とくぐりつけ終わらしたのは、素晴らしいと思います。(ちなみに自分は全くセンスがなく、籠に積まれた帆立運搬係に徹していました)


くぐられた貝殻。一籠に10本前後


船一杯に積まれた籠


一籠に10本前後の仕掛けを、3往復で約40籠分を養殖場に投入、この日も16時に終了となりました。

今回、1日目の夜に「OH!ガッツ」代表とお話しする時間を持てました。現在「OHガッツ!」ホームページ http://oh-guts.jp/ でもわかるように、従来の漁業に外部からのアイディアを組み入れ、震災で背負った負の遺産を、いかにプラスに変えていくべきか?「元通り」で終わるのではなく「未来的な新しい町」への行動をしておられます。

土 地柄、元来閉鎖的な考え方が主流な漁師町なだけに、外部からの新しい風に対して抵抗が強かったそうです。このままでは漁業も衰退していってしまうと危惧し ていた矢先、突如襲いかかってきた津波。生活のすべてを飲み込まれ流された今、地方からの人を積極的に受け入れ、新たな漁業事業アイディアの発案と実施に 向け、休む間もなく動いてるそうです。

前回も記載した「そだての住人」から始まり、海産物の販売はもとより、漁業体験や海洋業に関わる免許事業の開設など、数年をかけ集客事業拡大を目指し、雄勝の宣伝の為の活動や、市や県との折衝を限られた「漁の合間」の時間に走り回っているそうです。

都 心と違ってどこへ行くにも往復数時間。(貝くぐりした水浜と、ピン抜きした立浜は湾の対岸ですが、車で往復30分かかります)コンビニ行くにも一山超え、 自販機を見つけるのも一苦労な地域です。本業をしながら役所との打ち合わせ、またこの週末10月29,30日には代々木公園でのイベントのため来京ととて も積極的に行動なさってます。

「全員は無理でも、一人でも構わないから同じ人が来れる時に来てもらえると助かる」つまり、 リピーターが存在することによって、いちいち彼らが作業内容を説明しなくとも、参加者内で完結できるからです。それにより彼らが復興活動に専念できるなら ば、中長期的に続けるべき支援だと思います。
「炊き出しは助かる。それは間違いない。しかし、そろそろ自分達の足で立ち、歩き始める時期に来ている。無償の支援にこれ以上甘えてはいけないんだ」と
現地の、家も仕事も、もちろん収入も失った方から聞く話としては、とても重く考えさせられました。

数は少ないと思いますが、恐らく同様な地区(復興に向けて活動してる地区)もあると思います。「OH!ガッツ」=雄勝とは、沢山の人の出会いがきっかけで辿り着きました。これも一つの大きな縁と捉え、暫く腰を据えてお世話になりたいと思ってます。



第一回目かきP
-牡蛎稚貝ロープくぐり&帆立の貝通しプロジェクト-1


新番組LA CONFIDENTIAL

 1/6(毎金曜日夜10時)から始まる新番組”LACONFIDENTIAL”や
現在放送中のドクモカフェTV(毎日曜日夜11時半)の話しなど
柔らかめの話しはこちらで書いています。
マスターKAZのブログ

って言うほどこちらが固いのかと言われればそうでもないですが、、、
あちらでは番組の裏事情等も書いているので併せてよろしくお願いします。

2011年12月15日木曜日

ニセの記憶とホンモノの記憶

  「最近FBで小学校の友達と盛り上がっている。そこででてくる昔話の一つ一つが(忘れていたとしても)、明らかに自分の人格形成の深い部分に影響を与えているんだなとしみじみ。子供達に今起きているであろう楽しいことや悲しいことを全力で肯定してあげようと思う。」

 以前にこんな事をつぶやきました。 
 その翌日

 「昨日は小学校の同窓会でした。19時から始まり最後は4人になるも朝5時まで。みんなぱっと見は変わっているようでも仕草だったり笑い顔だったりが変わってない。自分が忘れている細かいことを他人が覚えていると、くすぐったい嬉しさがありますね。本当に子供は子供でいろんな事を考えて暮らしていたんだなとしみじみ。 」

 自分が思っていた以上にかなりプライベートな事を相談していたりと驚く事も沢山ありました。記憶がドンドン掘り起こされてくる感じは本当に小気味よく楽しい時間です。

 でもそれは本当にホンモノでしょうか?  記憶って実はすごく曖昧なんですよね。 

 私はなぜか小学生の時に妹に熱湯をかけて大やけどをさせたことがあります。(なぜやったかは今もって不明) しかし妹にとってこの事件は仲が良くても問題児だった、弟がやったことになっているのです。更に驚くべき事に今では 弟自身も自分がやったと思っています。姉や母に確認するまでもなくこれは私がひき起きした事件なのは明白です。だがそれを言ってももはや二人はかたくなです。兄は一体何を言っているのだという顔をされるばかりです。

 記憶とはどこかねじ曲がってしまう可能性があるのです。えん罪を押し付けられているうちに本当にそうだと思ってしまう事があるように。これは悲しい記憶を消す場合等はとても有意義に出来ています。

 ほとんどの記憶のディティールとはとるにたりないことであるにもかかわらず、その細部にこだわる人は多い。それはきっと記憶と感情が結びついているので、記憶の否定は、その時にその人が持った感情をも否定する事になってしまうからではないでしょうか。 記憶力の豊かな人というのは感受性もきっと豊かなんだろうなと思う。
 
「社会への同調」で生まれる「ニセの記憶」  via @wired_jp
”われわれは世界を「物語」として認識するが、それは「事実」を歪めてしまうことも多い。同時テロのような社会的大事件についての記憶も含め、個人の記憶は、社会に同調する形で容易に変化しうることが実験で示されている。”

”この研究は、社会的に共有された物語が、個人の記憶をまったく信頼できないものにしうることも説明している。例えば、2001年9月11日の「鮮明な」記 憶に関して調査が行われている。悲劇的なテロ事件があってから数日後に、ウイリアム・ハーストらによって率いられた心理学者たちが、人々の体験についてイ ンタヴューを行い、その後も個々の 記憶について追跡調査を行ったのだ。その結果、1年後には、事件の詳細の37%が、最初の叙述から変化していた。2004年には、その数字が50%近くに 達した。研究者たちは現在、10年目の調査結果をまとめているが、おそらく記憶のほとんどがフィクションに近いものになっているだろう。”


広告で生まれる「ニセの記憶」:研究結果  via @wired_jp
”鮮烈なイメージを与える広告は、それを見る人の海馬をだまし、「画像で見た場面」を「実際に起きたこと」と勘違いさせる上で驚くほどの力を発揮するという研究結果が発表された。”


”すなわち、記憶とは、常に変わらない情報が蓄積されているわけではなく、常に変化する「プロセス」であることが明らかになってきているのだ。いわば、思い出すたびに書き換えられるファイルのようなものだ。何かを思いだせば思い出すほど、記憶の正確さは失われて行く。”

”記憶の確かさと感じられるものは、あくまで、それを最後に思い出した時点での確かさでしかない。記憶の元になった刺激が存在しないため、想起される記憶は変化している。そして、「実際に記憶している内容」から、「記憶したいと思っている内容」に近くなっていく。”


記憶のデティールがホンモノがどうかよりもその時に感じた事が真実だと思うのが良いと思うのですがいかかでしょう。と、物忘れがひどくデティールを話すたびにねつ造して、しまいにはどこまでが作り話がわからなくなってしまう私は思うのです。

 みなさんも是非同窓会を開く事をお勧めします。人によって様々に色々な事を色々な角度から覚えています。それらを聞いているだけで本当に楽しくなってきます。
 老化防止効果間違いなし!


脳を見れば友人の数が分かる? ロンドン大研究 http://t.asahi.com/4dnu

2011年12月14日水曜日

帰国子女の教育に関して


FACEBOOKで以下のブログを紹介した所軽く盛り上がりました。

グローバル時代の次世代教育: 帰国子女の外国語保持:言語喪失の仕組みを理解しよう

8歳と6歳で帰国した我が家の子供達に起きた事からの経験則ともマッチしています。

*帰国子女の外国語保持:言語喪失の仕組みを理解しよう http://ow.ly/7QOUC

”親の英語力との相関関係はゼロ。最も大切なのは、親の態度。”本文
(18年住んでも相当下手です私...)

”外国語維持に成功している子はほぼ100%読書好き。”本文
(英語が得意な下の子はちょっと異常なくらいの本好きで日本語でも英語でもほっとけば朝から晩まで読んでいます)



上記の書き込みに対してうちの子は本をなかなか読まない、または私はマンガ(リボン)で育ったというコメント。マンガはふりがながあるから言いよねと言うコメントも。



”本は目に見えるところにマンガも含めて色々とおいておくといいよ。 

ある日突然読むから。読んだら似た系統の本を追加投入。”

”うちも上の子は本離れし始めてるけど、本は買いつづけてる。図書館も利用しまくってるし、一冊であきらめずにいろいろね。そのおかげかぽつぽつとは読んでるよ。”

”なにはともあれ、まずは面白いから読んでみなよって言うのが基本かな。勉強になっちゃたらつまらないからね。”



 これは何かの教育本で見た方法です。我が家ではとにかくそこら中に本がおいてあります。  するとある日突然、手に取って読み出します。もちろん全てではないので、いろんなジャンルの本をおいておく必要があります。英語、日本語、マンガや勉強本風の物まで色々です。  大事なのはそれらの本を自分もたまに読んでみる事。親が全く読まずに子供に  読め!っていうもね...。親が本を読むのが楽しいことだって実践してみせてれば自然と読み出すようになるって信じてます。


 付記:読まなきゃ行けないって言うのは良くないですよね。読まずにうまく行く人もいるだろうし、読んでもダメな人もいる。読んだ方がましくらいに思っていた方がいいと思います。


さらには幼児での教育の話に発展、


 ”耳と舌は年齢が低いほどいいらしいので、英語と言わず多言語を聞かせてた。意味とかどうでもいいから。ワールドミュージックみたいなのを聴かせたり。あとLAにいたからスパニッシュが出てくるドーラも活躍してたね。”

 これもどこかで聞いた話し。もっとも柔軟な低年齢の時期に体験させておく事が重要らしいです。どこまで効果があるのかはわかりませんが、、、。ドーラはメキシカンの女の子がスペイン語を教えるアニメでアメリカでは大人気です。挨拶+くらいしか覚えませんが多少の意味はあった(と思いたい)。


2011年12月13日火曜日

AKBをGOOGLE+のサークルに入れてみた

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AKBをサークルに追加するとG+が活性化するというので入れてみた。とりあえず名前を知っている(顔とは微妙に一致しない)大島、板野、高橋、前田、篠田、を入れてサークル名はAKBとしました。早速TLはこの五人で埋め尽くされました...やっぱりはずかな。とりあえず顔と名前は一致したし。


*続報:
五人が書き込みまくってます。そこにイイネとコメントの嵐。もはやスパムレベルです。こりゃG+普及するね。
ツイッターのLady GaGa以上かも。

*アメリカ人らしき人が書き込んでいたAKB48の紹介文です。ちょっと言い過ぎじゃない...
If you don't know AKB48, you don't live in Japan (or in fact, many other parts of Asia.) They are phenomenon that might be equivalent to the Beatles + American Idol + the Spice Girls + Justin Timberlake... They are a roster of more than 200 hand-selected performers who are the subject of huge media attention, and support from millions of devoted fans.


*篠田麻里子 - 6:07 AM - Public
おはようございます( *`ω´) 今日は幕張メッセイベント♪”

現在6時16分ですがこの書き込みへのコメントがすでに150以上!日曜の早朝だというのにすごいな〜。

なにもしていないのに私をサークルに入れる人が一日で10人も増えました。


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 今日で約五日目ですが衰える所を知りません。楽屋裏やスッピンの写真もさることながらメンバー同士がやり取りをしている所を見れるのはファン冥利に尽きるでしょう。ちなみサークルの数ですが、大島、前田、篠田は五万人を越えており、高橋(五万弱)板野(4万弱)*他のメンバーは見ていません。
 つい先日のニュースで取り上げられた国内トップの女子大生が2万9千ですから、いかにAKBの加入を盛り上げたのかがよくわかります。


"早稲田大学社会科学部3年生の坂口綾優(さかぐちあや)さん。坂口さんの投稿をチェックしている人(被サークル数)は2万9000人以上(11年11月21日時点)おり、9月下旬からずっと、国内1位をキープしている。"(Nanapi.web)


 それにしてもこのキャンペーンにグーグルは一体どのくらい支払うもんなんでしょうね。ツイッター初期の頃のクリントン、ダライラマ、鳩山、戦略よりも効率は良さそうですね。そういえばレディガガもすごかったな。国内戦略としてはいいかなと思いましたが、海外からの書き込みも多少はあるので、効果はそれなりにあるのかもしれませんね。




 その成果でもないでしょうが、なんと!

*AKB48、6作目のミリオンセラー 女性で歴代1位
http://ow.ly/7X0kY  


 ”人気アイドルグループAKB48の新曲CD「上からマリコ」が、発売初週で119万9千枚を売り上げた。オリコンが12日に発表した。100万枚を突破したAKBのシングルCDは、通算6作目。ピンク・レディー、安室奈美恵、宇多田ヒカル、浜崎あゆみの通算5作を抜いて、女性歌手として歴代1位となった。”(ASAHI.com)
 これだけCDが売れない時代にすごいですよね。しかも売れてた時代の彼女達をぬいてのこの記録。ま、48人掛かりと言えばそれまでなんですけどね。



 まだまだ続きそうなAKB旋風ですが、来年はどんな手を打ってくるんでしょうね。


こちらのブログも是非参考してみて下さい。

2011年12月12日月曜日

ジョブスはドラエモンを見ていた?

ツイッターで出回っていました。
さすがにこれを見てジョブスが思いついたかどうかはわかりませんが、
藤子不二雄さんのすごさも伺えますし、マンガに描かれるような夢物語を
具現化するジョブスもスゴイです。
これを見たときに私が最初に感じて、FACEBOOKに書き込んだのは:

思いつくとこまでは出来るんですよね...
問題は実行するかどうか。

”人間が想像できるほとんど全ての事は実行できる”

If you can imagine it, you can achieve it.
If you can dream it, you can become it.

—William Arthur Ward



2011年12月10日土曜日

OHガッツ! 雄勝町 「カキP」 -牡蛎稚貝ロープくぐり&帆立の貝通しプロジェクト-

カキP 主要メンバー 星さんのまとめです。(FACEBOOK より転載)


牡蛎の養殖のため、稚貝を付ける「牡蠣稚貝ロープくくり」と、その稚貝を付ける帆立を吊る、帆立の貝通し。通称「耳吊り」のお手伝いに3名で宮城県石巻市雄勝町へ。

震災後に撮影された雄勝地区の写真は度々目にしていましたが、実際に足を運んだのは今回初めて。リアス式海岸を象徴するような、入り組んだ湾の地区。
朝9時前、雄勝漁業復興の為、地元の漁師さんと支援ボランティアが立ち上げた団体「OHガッツ!」事務所前に到着

http://oh-guts.jp/
支援ボランティア団体「スウィート トリート代表」で、「OHガッツ!」メンバーでもあり、雄勝地区の認知度向上と再生、「グッ!」とくる町づくりの為、現週2.5回、距離にしてそろそろ地球2周分に相当する東京ー雄勝間70回以上を往復している、立花さんと対面。
Sweet Treat http://sweettreat311.org/
立花さんの指示の元、前日入りしていた5名と合流し、水浜とは対岸にある、雄勝町立浜の漁師さんの作業場へ
雄勝はその湾の特性もあり、今回の津波では湾の集落がほぼ全滅。航空地図で見ると一目瞭然。なにもかもが流されてしまってます。
http://bit.ly/qITMtU


水浜の堤防前
堤防側から
OHガッツ!事務所は先に見えるバイパスの右側の高台
高台へ向かう坂道
写真が傾いてるのではなく、家がこの角度に崩れている
右に見えるバイパスの延長にある場所からの沿岸の景色
OHガッツ!事務所横の家。バイパスの高さに建っててこの被害
湾の集落は流された家が未だそのまま手付かずの状態の場所も
今回作業をさせて頂いたお宅は海岸の目の前。道を渡れば海。
奥の木に引っ掛っている青い籠の高さ以上の津波が襲ってきた
こちらのご自宅は1300年代に建てられ、その貴重さにTVで紹介されたこともある旧家。単位で表現できないのが残念ですが、一言で表すと「お屋敷」が建っていたであろう敷地面積。作業場や倉庫も併設してましたが、全てが流されてしまいした。
上の籠がぶら下がっている写真で分かるように、10mを超える高さの海水に襲われ、自宅から倉庫まで根こそぎ流されてしまったにも拘らず、ご家族はみなさん無事だったのが不幸中の幸い。「命があって良かったと思う」と仰ってました。
そして、今回の作業
当日朝まで降り続いた雨の為、地面がぬかるみ綺麗に作業が行えないとの事で作業内容を変更。仮設作業場にて、帆立の耳吊り用のウエイトを作ることになりました。
こちらは銀鮭の養殖と牡蛎、帆立の養殖を行ってましたが、地震の約2週間後に水揚げ予定だった銀鮭1,200尾を失い、牡蛎、帆立はもちろん、漁業道具も軒並み流されてしまったので、新たな仕掛けを作らなければなりません。

仮設作業場
ロープをウエイトに括り
振り子状態に
一束20ヶでまとめていく
ロープに刺さっているオレンジのピンに帆立を刺す
このウエイトは、一本に160個の帆立が吊られたロープを沈めるおもりとして使われます。
この日9人で朝9:30頃からお昼1時間を入れて15:00までで、約2千個の仕掛けを作りましたが、普段は奥さんが一人で黙々と作っていたそうです。
一本のロープに帆立の幼貝(稚貝より成長した貝)を160個を手差しで刺し、全2千本のロープを沈めます。単純計算で320,000個の帆立をこれから耳吊ることになります。
帆立の貝を想像してください。
円状になった部分を上にすると、下3/1は台形のような形になってます。貝は2枚重ねになっていますが、その台形の1部が1枚になってる個所があり、そこへロープに差し込まれたピンを二人一組で1個ずつ手差しで刺していくそうです。「耳吊り」と言われる所以が分かります。
これを11月末から着水を始め12月末から年明けにかけて作業するのですが、同作業×「OHガッツ!」メンバーの漁師の皆さん分。と、なるので作業量は膨大です。
避難所生活を余儀なくされ、自身が住んでいた土地の清掃は元より、漁船も流された為、地方の有志から譲り受けるため、船を地方へ引き取りに行ったのち、その船を整備をしながら本業の準備をする。休む暇なく全員が活動していますが、それだけの作業をするには絶対的に人手が足りてないのが現状です。
今回、牡蛎の稚貝くぐりは出来ませんでしたが、仕掛け作りはもちろんのこと、清掃作業や撤去作業など、漁業以外にも手伝えることがまだまだありました。
大槌川の清掃で「マンパワー」が増えれば、小さな一歩が大きな一歩になることを経験しました。受け入れる側のキャパや体制を尊重するのは大前提ですが、7か月を過ぎた今でも3,4か月後から進歩してない地区が存在してます。
そして東北全域はこれから厳しい冬が到来します。物理的にボランティア始め支援の手がまわり難い季節になるのに、まだまだ多くの地域では支援が必要です。雄勝を始めとした小規模地区は人の集まりも少なく、注目度が下がりがちになるので、風化しないように少しでも多くの人にこの現状を知って欲しいと心から思います。

この堤防も2時間後の満潮時には完全に水没するほど地盤沈下している
水没後
復興以前に復旧すらしていない。手前の土嚢は海抜0m
石巻図書館分館屋上に流され放置されたバス
積み上げられた瓦礫は学校の体育館以上の大きさ
屋根にトラックの荷台
ひび割れてそのままの建物
 水があるべきではない場所
水面から伸びてる電柱
道中、最もショックな景色でした。ここは元々畑。川でも池でもありません。
土手向こうの北上川が氾濫し水没。未だ水がはけないままなのです。
水面から電柱が出ている場所は農道。元の景色が全く想像できない状態です。ここまでになると幾ら個人が集まったところでどうにも出来ないレベルであり、正直ただ呆然と眺めるしかありませんでした。
この「かきP」はこれまでの清掃作業や撤去作業の一歩先の、復興経済支援であり、活動目的が分かりやすいと感じます。
なかなか現地に入れなければ、こんな支援の手段もあります。(一度は要来雄勝ですが)
http://oh-guts.jp/sodate/index.html
色々探すと色々な支援の情報は容易に見つかる筈です。
今回お手伝いさせて頂いたこちらのご夫婦は、とても明るく色々お話して下さいました。
「仕事、やること、動くことが出来ないのが一番辛い、だからやることあるだけマシ」と、誰よりも前を向いてます。この震災でどこにお邪魔しても皆さん言うことは同じです。
手伝いに行ってるのに、こちらが元気付けられて帰ってきます。毎回。
そんな方々が後ろを気にせず生きていけるように、必要とされる限り支援し続けていこう。